トルコではとてもポピュラーなドリンクのアイランの魅力を伝え、トルコの食文化に興味を持っていただけるきっかけとなればと

ヨーグルト発祥の地トルコ

トルコ周辺の国々ヨーグルトの起源は今からおよそ7千年前、東地中海からバルカン半島、中央アジアで人類最初の家畜として羊を飼い始めたころのこと、木桶や革袋に入れておいた乳に偶然入りこんだ乳酸菌によって出きたといわれています。古代人はこれを乳の保存法として取り入れ、その地方独自の方法で発展させてきました。現在のようなヨーグルトの発祥地は、トルコともいわれており、「ヨーグルト」という言葉は、トルコ語の「yogurt(ヨーウルト)」という言葉が語源になっているとされています。ヨーロッパへは、オスマン帝国の勢力の拡大や、交易、文化流入等に伴って、伝来していきました。


アイランって??

マクドナルドのアイランそんなヨーグルト発祥の地であり、世界一のヨーグルト消費国であるトルコで生まれたのが”アイラン”である。ヨーグルトに塩を加え水で薄めるだけといったシンプルな製造法ということもあり(レシピ参照)古くからトルコで親しまれており、暑いときに飲むと体の芯まで冷やしてくれるので主に夏の飲料とされています。しかしケバブやキョフテ料理といった肉料理と大変相性がいいので食事のときは一年中好まれ飲まれています。レストランや喫茶店はもちろんのこと、マクドナルドでもメニューに加えられており、スーパーや商店ではプラステックカップ入り、瓶入り、紙パック入りで販売されているので、いつでもどこでも飲むことができます。次の項目ではアイランの健康パワーについて説明したいと思います。



アイランの知られざる健康効果

ヨーグルトはタンパク質、カルシウム、ビタミン類が豊富であり、また乳酸菌による便秘解消と美肌効果が期待できます。また液状にすることで摂取するのがたやすくなっています。市販の飲むヨーグルトと大きく異なっている点は、製造過程に砂糖ではなく塩を使っている点にあります。人間の体にはミネラルが不可欠であり、そのミネラルを最も効率的に吸収できるのが塩分で、一説によると加糖タイプのヨーグルトは腸内の善玉菌ではなく悪玉菌を増やしてしまう場合があるといわれており、また白砂糖は細胞組織の緩めるためリラックス効果がある反面、低血圧・冷え性・便秘の原因となるそうです。ここ近年の猛暑には、水分ミネラル補給ができ、さっぱりしていて健康にもいい、そして他の食事を邪魔しないアイランはおすすめの飲料といえます。

アイランを生みだしたトルコの食文化

これはドネル・ケバブ

■日本でもおなじみケバブとは?■
 日本でもっともなじみ深いトルコ料理といえばケバブである。よく巷でみかける左の写真は厳密に言うとドネル(回転)・ケバブという種類のもので、シシカバブ(串に刺したケバブ)やイスケンデル・ケバブ(一説によるとイスケンデルさんが最初に作り出したとか)といったように〜ケバブと名のつくものがトルコにはたくさんあります。トルコなどのイスラム教国の場合、ケバブは主に羊肉、牛肉、鶏肉が使われ、魚もつかわれることがあるそうです。焼きあがりを長いナイフでそぎ落とし、ソースや野菜とともにサンドイッチに挟んで手軽に食べることができるので、いまやトルコ風ファストフードの代名詞といえる存在となりました。ちなみにドネルケバブを販売しているお店の善しあしは、肉をいかに広く薄くきるかで図ることができるそうなので覚えておくといいかも。


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